胸部X線撮影におけるデュアルエナジーサブトラクション撮影ついて
通常、胸部X線画像は肺と骨が重なった1枚の画像です。
肺と骨とが重なった部分に陰影がある場合に、その陰影が肺軟部組織にあるのか、もしくは骨組織にある陰影なのかを1枚の画像だけで判別するのが難しい問題があります。
デュアルエナジーサブトラクション撮影では、1回の撮影で高エネルギーと低エネルギーの2種類のX線を約0.2秒間隔で照射して撮影します。
撮影して得られた2種類の情報を処理して「骨のない肺画像」と「骨の画像」の2枚に分けることができます。
2枚の画像を比較することでスクリーニングの精度が向上します。
通常の肺画像と骨の無い画像の比較
◆部分を左右に動かせます。
骨の無い肺画像と骨の画像の比較
◆部分を左右に動かせます。
人間ドックの胸部検査:デュアルエナジーサブトラクション撮影(*通常の一般撮影に変更できます)
定期健診や一般健診の胸部検査:通常の一般撮影になります。(*オプション料金でデュアルエナジーサブトラクション撮影を選択できます。)